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子どもといっしょに土いじり・野菜編


 子どもも大人も土いじりが好きな人って意外と多いのではないでしょうか。土遊び、陶芸、ガーデニングなどなど。特にガーデニングが好きな人にとって、土の準備をしたり、苗や種をそろえたりする季節は、忙しいながらもとても楽しい時期ですよね。
 子どもがまとわりついてなかなかおしゃれなガーデニングはできなくても、子どもを巻込んでいっしょに土に親しみ、野菜を育てるのもいいものですよ。なにしろ、子どもと一緒にのんびり土いじりが出来るのはほんのひととき。子どもは成長とともに時間がなくなったり、別の楽しみをみつけたりしますから。
 また、種や苗を植え育て、収穫したものを食べるということで、命や食について言葉で教えなくても、大切ななにかが子どもに伝わるような気がしませんか。


かぼちゃのたね・じゃがいも 
 “かぼちゃのたね”は昔ながらの手遊び歌や絵本にも登場しています。子育て中に何かとなじみのある種。例えば料理にかぼちゃを使った時、おいしかったら種を取っておいて春に子どもと一緒に植えてみるのは楽しいですよね。
 また、芽が出てしまったじゃがいも。「へんなの〜。」「きもちわるーい。」などど子どもは言いそうですが、そのまま、あるいは半分に切り少し乾かして植えてみませんか。収穫の時がまた楽しいんです。土の中の宝探しといった感じです。
 どちらも育て方が簡単で初心者向きかもしれません。
種の数倍はある双葉
が出てきました。       


トマト・キュウリ etc
 ピーマンを子どもと一緒に育てたら、ピーマンが大好きになるのでしょうか?効果のほどはわかりませんが、トマトやキュウリなら大好きになる確率が高いように感じます。苗はこだわって種苗店でそろえるもよし、量販店で手軽に購入してもよし。
 ところで、ミニトマトは、前の年に落ちた実からでも芽が出て育つことがあります。また、少々遅く植えても大丈夫という人もいます。強いですよね。


ペットボトル田んぼ
 子どもと田植え体験をしたことがきっかけで、毎年いろいろな米を植えるようになりました。その時、農家の方に「米は連作できる。」と聞いたので、いただいた田んぼの土に園芸用の土をまぜて使い続けています。それを2Lのペットボトルを切ったものに入れます。スーパー等で手に入る玄米を水につけ発芽させて植えるのですが、このペットボトル田んぼ、意外と育ちます。
 赤米や紫黒米などの古代米の田んぼも趣がありますよ。

昨年の田んぼ+新しい田んぼ 

 庭に植えるスペースがなくても大きめの植木鉢や野菜用のプランターでも充分楽しめます。「今からでは遅いかな?」と心配されている方も、小松菜やルッコラ、ラディッシュや人参など種をまく時期が長い野菜もあるので、さがしてみてはどうでしょう。
 また、「この時期には、○○を植える。肥料は××。」と、野菜作りの先輩達には、その人それぞれのやり方があるようです。近所にそんな方がいたら、ちょっと聞いてみるのもおもしろいかもしれませんね。
 地球と家計に優しい『子どもと大人の土いじり』、是非一度おためしください。