子育て(得)情報

「あおもり子育てネット」の過去記事を再編集して掲載しています。

「ズボラかあさん 就職の巻」~子育て真っ最中ママより~

子育て真っ最中ママ、自称「ズボラかあさん」に今の想いをつづっていただきました。


 わたしはお母さん5年生。5歳と1歳の息子に育ててもらっている、イマドキの母親。子どもが生まれておかあさんになっても、仕事もしたいし常に「自分らしく」ありたい。でも、子育てもおろそかにしたくないし、子どもとは楽しく楽(ラク)もしたい!!…と欲張りつつ、そんなワケでわたしは2本しかない足に現在、「女」「妻」「母」「パート」という4足のワラジを履いて生活している。そこに、来春から「学校の先生」という新しいワラジを履くことになった。

家事に育児に仕事に勉強

 ・・・というのは、独身時代から長年受け続けていた教員採用試験にとうとう合格したのだ。就職活動というよりは受験勉強。家事、育児、仕事の上に勉強。ここまでの道のりは本当に長かった。

 出産で家族が1人、2人と増え、育児が加わると、勉強できる時間がグーンと限定された。保育園に預ける以前は、子どもが眠ったスキに短期集中で机に向かった。洗濯機を回しながら子どもを背負って参考書を音読したり、トイレにこもって壁一面に貼られた法律をひたすら暗記したりもした。

 産休が開けて職場復帰すると、主人は毎日帰宅が遅いため、保育園の迎えから夕飯、入浴、寝かしつけまでわたしがひとりで子どもの世話をすることになり、夜はヘトヘトに疲れて子どもとともにダウンしてしまう日々・・・。そして7月と9月の試験日が近づくと、家の中にピリピリした空気が流れ、わかっていながらもつい子どもたちにイライラをぶつけてしまうありさま。自己嫌悪に陥りながらも気は焦る・・・。こんなサイクルが5年間続いたので、途中で何度も何度もくじけそうになった。

 それでも合格できたのは、主人をはじめ、子どもの応援と祖父母の協力、職場のあたたかい理解があったからこそ。合格の知らせを聞いた時はわたし以上に喜んでくれて、本当に心から感謝している。今は支えられるばかりのわたしだけれど、いつか今度は支えてあげられるような、ギブ&テイクの関係でいたいと思っている。

ズボラかあさんのススメ

 これから「センセイ」と呼ばれる立場になるが、家に帰ればわたしもイッパシの親。しかしながら、母親業はムズカシイ。ゴールはないし、年中無休の24時間営業。マニュアル通りにいくワケもなく、親の思うようには動いてくれない。子育ては何をやっても未知の世界で、わからないコトや不安なコトだらけ。

 そんな中、作家の重松清さんのエッセイで「育つ側も、育てる側もともに'生まれて始めて'の日々を生きている」と綴っているのを読み、目からウロコがボロッと落ちた。それ以来、子どもの誕生日にはひそかにわたしも「おかあさん○周年おめでとう」などと、ちゃっかり祝杯をあげている。歩けるようになったり、字が書けるようになったり、友だちとケンカをしたり、人を好きになったりetc. それぞれの子どもの成長のフシブシにわたしも'生まれて初めて'立ち会う。これって、親としてとても幸せなコトだ。子どもが大人になるように、わたしは子どもに教えられ、少しずつ少しずつ「おかあさん」に育っていくのではないだろうか。

 ・・・なあんだ、それならはじめから「いいお母さん」になんてならなくてもいいんじゃない?ズボラなかあさんでもいいんじゃない?と妙に納得するわたし。ヘタに気負ってがんばっちゃうより、キラクにのびのびと構えた方が子どもも素直に育つんじゃないのかなぁ?…でも、ズボラすぎてもよくない。適度な「あそび」で構えることができればベストだ。実はわたしも、「あそび」の加減を目下模索中…。

見逃してない?大切な'瞬間'

 今の若いお母さんたちは、自分の都合を最優先にして、子どもを大人のペースに巻き込んでいないだろうか?逆に子どもに振り回されて、ナァナァな関係になってはいないか?'今'しかない、子どもたちの成長のその瞬間を見逃してない?もっと大切にしなきゃだよ!と言いたくなる場面に出くわすことが現在の仕事柄多く感じる。

そういうわたしもまだまだミジュクモノで、若葉マークがとれない母親。就職が決まって本当にタイヘンなのはこれからで、子どもとの時間が満足にとりにくくなる分、迷うことや悩むこともあると思うが、子どもと共に育つスタイルで「ムリせず・アセらず・ゆったり」マイペースに子どもと向き合っていきたいと思う今日この頃。

・・・そんなワケで、ズボラかあさんはこれからもテキドにがんばるのだ!
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