『何で?』と『イイジャン!』〜障害のある子を育てながら〜
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今思うと、その頃からうまくゴックン(嚥下)ができず、授乳の度に唇や顔にチアノーゼが出て、とてもほ乳力の弱い子でした。体温調節も下手でしたが、「未熟児じゃない」ということから、当時MRI等の詳しい検査はあまりしませんでした。
きっかけは生後1ヶ月の発熱で、未だに原因となる病名は「不明」です。その後、入院生活を余儀なくされ、息子と一緒に2年半の病院暮らしをすることになりました。 |
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親バカかもしれませんが、息子は障害があるのにとてもカワイイ顔をしています。 気管切開しているので声を出すことはできません。最近、日中は呼吸器を使わずに人工鼻というフィルタを喉につけて「自分で呼吸」しているので身軽です。手足も変形するのが嫌で、入院中、自分なりに色々リハビリをしたせいか、とくに曲がっていないので、見た目は普通なのです。 てんかんの薬の副作用で日中も寝ている事が多く、今まで何かをして笑ったことはありませんが、起きていると手を胸の前でモシャモシャ動かしたり、抱っこやお風呂が大好きでウットリしたり、背中をくすぐると眉間に皺を寄せて足をバタバタと嫌がって暴れるので、初めて見た人は意外と動き元気なので驚きます。 だからなのか、こんなに病状が重く気管切開している分、感染のリスクが高く、突然、呼吸を止めてしまうので、外出するときも“死の危険と隣り合わせ”ということは、あまり理解されていません。 |
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相手は何気ない一言かもしれませんが、それが苦痛に思ってしまうこともあり、障害のある子を持つ親の中でも壁を感じてしまうこともあります。 「人工呼吸器」と言っただけで、医療機関にさえも拒絶されることもあり、信頼していた人からの言葉で傷つき、「息子に全く罪はないのに、何で息子ばっかり不幸になるのか。」と卑屈に思うこともあります。子育てというより「介護(医療的ケア)」の方が多いので、私は母親として大丈夫なのかと不安になることがあります。
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私は妊娠前、生理痛が酷かったので病院で診てもらっていました。でも子宮にあるのは良性の腫瘍で医師から妊娠を勧められ、主人と同意の上で息子を身ごもることができました。 この病院には産科がないので紹介状を別の医師に書いてもらう時です。「何で妊娠したの」と言われ、紹介状も怠慢な態度で渡されました。その後、家庭内のトラブルもあり、堕ろして離婚しようとも思いましたが、子供が以前から欲しかったので、つわりと闘いながら、トラブルも回避するように努力し出産することを決めました。 妊娠中の精神的なものが胎児に影響するのを恐れた私は、医師に「障害のある子は産みたくないから、教えてほしい」と何度も言っていました。障害のある子の親になることに、かなり抵抗があったのです。 |
ですから、気管切開手術をするときはとても悩みました。気管切開手術をし、人工呼吸器管理をすると言うことは、いわゆる「植物状態での延命が可能」だからです。 東京の病院(セカンドオピニオン)へ行った時も、「人工呼吸器をつけている子は面倒で何処の病院も嫌がる、昔なら死んで当たり前の状態」とまで言われました。そのような子を生かすのは親のエゴじゃないか、また自分の人生も台無しにしてしまうのではないか、と思い、私は手術をすることに反対しました。主人と主治医から説得されたり、東京の人工呼吸器で在宅している子を見たりしているうちに、少しずつ考えが変わり、手術と在宅介護という方向を決意しました。 |
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「やらなくて後悔するよりは、やって後悔しよう!」の信念のもと、息子のような子は施設に預けるのが一般的と言われている中、在宅を決意してよかったと思っています。昨年は念願の東京ディズニーランドへも家族3人で行き、目標を達成することができました。
でも、今振り返ってみても在宅するときはかなり大変でした。息子の日々の医療的ケアや救急蘇生法等の習得に加え、病院にソーシャルワーカーも前例もなく、資料作成から各部門へ連絡をし、在宅管理料を調べ、厚生労働省へ出向き、医事課への交渉など事務的なこと、在宅用医療機器(呼吸器・たんの吸引器など)探すことまで、すべて母親がこなさなければならないので、精神的・肉体的にも非常に負担になり、大変苦労しました。 |
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頼れる「ソーシャルワーカー」の設置と、「母子手帳」の工夫を! |
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ソーシャルワーカーがいないので気軽に相談できる場所もなく、母子手帳も、一般的な子であればこんなことができる時期なのかと思いながら、毎月「いいえ(できない)」に丸印をつけるのはとても辛かったのです。 行政機関は基本的にこちらが質問しないかぎり、利用できそうな制度を教えてくれません。障害がある子と分かった時点で、そういった制度や経験者による苦労談や楽しい介護生活ができる工夫等をわかりやすく盛り込んだ、障害のある子ども用の母子手帳と差し替えることができたら便利だと思います。 少しでも役に立てばと息子のHP「がいちっち」とブログ(http://blog.goo.ne.jp/gaichi_chi)を開設しているのですが、同じような子をもつ親から問い合わせのメールがとっても増えてきました。
是非、県内の主要な病院へ「実績あるソーシャルワーカー設置の義務づけ」の条例を早急に制定する等、改善に役立てば良いと思い、この場を借りて再度、強くお願いしたいと思っております。 |
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上記の手記を寄せてくださったママが開いているHPはコチラ・・・ |
























