発達障害に関すること
保育園に通っている子ですが、以前から落ち着きが無く、言葉もなかなか増えず、人となかなか目線をあわせなかったり、聞かれたことをそのままおうむ返ししたり…。気になる点があったので児童相談所へ行ったところ、自閉症と診断されました。
その時はショックだったんですが、気持ちを前向きにとらえようとしました。でも、下の子の育児や家事もあり、忙しくなるとついできないことを叱ってしまいます。自分でもどう接したらいいのか正直悩んでいて…。
「この子も遅いのかな?」って、下の子の成長までも心配になってきました。
A21
メール拝見しました。
上のお子様が自閉症と診断されたのですね。気にはされていたのでしょうが、お話を聞かれて、どんなにかショックが大きかったことかとお察しいたします。
でも、現状を認識し、前向きにとらえようとご自分を励ましながら、日々努力なさっていらっしゃるのは素晴らしいことだと感心しています。ただ、下のお子さんに手がかかるので上のお子様がちゃんとしてくれないと、どうしてもいらいらしたり哀しくなって、悪いと思ってもつい叱ってしまうというのもよく分かります。
上のお子様にどう接したらよいのか、日々悩んでいらっしゃるということですね。児童相談所で、お子様への関わり方についてご指導を受けられたとは思いますが、毎日の細かいところまではなかなか行き届かないのかもしれません。
そこで、発達障害について、具体的に相談や支援してくれる専門機関をご紹介いたしますので、一度お電話なさってみてはいかがでしょうか。これからますます、しつけの面などで大切なことが出てきますので、お宅のお子様に最もふさわしい接し方のコツなどを、具体的に指導していただければ、お母様にとっても、お子様にとっても安心ではないかと思います。電話相談も面談による相談も出来ますし、医師の指導も受けられます。
連絡先は、電話番号 777−8201(青森県発達障害者支援センター「ステップ」)です。
次に、下のお子様ですが、お座りは勿論、つかまり立ちをしているようですから心配ないと思いますよ。お母様が両手をもって立たせてあげれば、楽しくて膝を曲げたり伸ばしたりぴょんぴょんするとか、両手を持ってちょっと前に引くようにしてあげると、うれしくて前に一歩くらい出すかもしれませんよ。
ご存知のように、この月齢では発育発達の個人差が大きいですよね。上のお子様と比べていろいろご心配な点もあると思いますが、他に気になることがなかったら、あまりご心配なさらずに、もう少し様子を見られたら如何でしょうか。
丁度手のかかる二人のお子様の育児で、毎日とても大変でしょうが、どの子も必ず成長に向かって歩んで行くのだということを忘れずに、希望を持って関わっていかれるよう願っています。
Q22
アスペルガーだと診断された子がいます。我慢することが苦手で、先日も学級委員に選ばれなかったため大泣きしたそうです。「何でも自分の思い通りにはいかないのよ。」と話して聞かせるのですが…。我慢すること、あきらめることを身につけて欲しいと思っています。どんなふうに教えればわかってくれるのでしょうか?
現在週に1時間、情緒の教室でソーシャルスキル等の学習をしています。
A22
メール拝見しました。しつけについてのご質問ですね。
以前、アスペルガー症候群の診断を受けられたとのことですが、学年が進むにつれて遭遇する問題も多様になって来るでしょうから、お家での対応もだんだん難しくなっていくのではないかと想像します。
そこでしつけのことですが、ご存知のように、基本的には本人の気持ちを良く分かってあげて、しっかり受け止めてあげること、否定しないこと、パニックになったら治るまで待ってあげることなどが大切ですね。
そして、できるだけ日常生活の具体的な場面で、繰り返し、ゆっくり、娘さんの気持ちを受け止めながら、話し合っていくことが大切だと思います。
今回のことで考えてみると、確かにお母様がおっしゃるように、何でも自分の思い通りにならないことを説明するのは当然です。が、一番大切なのは、委員に選ばれなかったことで、大泣きするほど悔しい娘さんの気持ちを十分にしっかりと受け止めてあげて、落ち着かせすっきりさせてあげることです。“お母さんは自分の気持ちを分かってくれた!”、この事実が、次の大事な話を自分の中で消化し、考えていくための前提になるのだと思います。
自分が受け入れられる体験が増えていくと、相手のことを認めたり、納得したり、受け入れたり出来るようになり、少しずつ我慢することを身に付けていくのだと思います。
現在、週に1回、ソーシャルスキルトレーニングを受けているということですが、そういう機会に恵まれて本当に良かったと思います。同じ年代の子供たちと一緒に、基本的な社会生活のルールを、段階的に計画的に学んでいくことはとても大切です。
みなそれぞれ個性がありますから、お家でのしつけ等について、担当の先生とよく連携しながら、一つ一つ進めて行かれるよう希望します。
いろいろ難しいこともあると思いますが、子供の学習能力は素晴らしいものがありますし、必ず成長に向かって歩んでいくのだということを信じて、娘さんの良いところを見つめながら育てて行かれるよう願っています。
Q23
幼稚園の通う4歳の子のことです。
言葉が遅く、数ヶ月前まではママ、パパ、ワンワン位しか言えなかったのですが、ある日突然「本当にお風呂に入りたくないの!!」と言い、それからどんどん言葉が出てきました。そして、言葉が出たと同時にいろんなことが出来る様になりました。
まだまだゆっくりでいろいろ遅れていますが、これからどんどん成長するんだと、安心し、期待していました。
ところが…。先日、幼稚園の先生に児童相談所へ行くように勧められたのです。正直、「前と違ってこんなに言える様になったのになんで?」と驚きました。
教室に入らずに滑り台で遊んでいること、言葉がゆっくりで下手だということ、転んでも泣かずいつも笑っていること等から感情が欠如しているとも思ったようです。
でも、園の先生の真剣な表情を見て、重大なことなんだと気付きました。
自閉症ではないと信じていますが、発達に遅れがあるのは事実です。どうすれば良いでしょうか。
A23
メール拝見しました。4歳になったばかりのお子様についてのご相談ですね。
おっしゃるように、ことばの発達は個人差が大きく、1歳でぺらぺらしゃべる児もいれば、4歳になってもあまりしゃべらない児もいます。お宅のお子さんのようにしゃべり出しが遅くても、しゃべり出すとどんどんことばが出てくる子供もいますし、本当に個人差が大きいのです。
ある日突然、はっきりしたことばで自分の意思を表明し、その後いろいろなことが出来るようになって、親御さんとしてはびっくりもし、どんなにかうれしく、安心なさったことでしょう。同時に、これからの成長を楽しみにし、大きな期待を持たれていたご様子が文面から良く伝わってきます。
それだけに、幼稚園の先生から、児童相談所へ行くように勧められて、ショックの大きさは計り知れないものがあったことと推察します。
お尋ねの4歳になったばかりのこどものことば遣いに関しては、赤ちゃんっぽい発音が残ったり、言い違えがまだまだあって何も不思議ではありません。息子さんは言い始めが遅かったので、おっしゃるように、これからゆっくりと整っていくのではないかと思います。
感情の動きについては、性格的にゆっくりしていて、いつもにこにこしていることから、誤解されることが多いのかもしれませんね。感動したり、悲しくて涙を流すなどの場面も見られることですし、楽しそうにしているのは喜ばしいことではないかと思いますが、幼稚園では気になることだったのでしょうね。
集団のなかでの行動に関しては、一般に、4歳半くらいからだんだん集団遊びが面白くなってきますので、息子さんはまだ、自分の好きな滑り台などに興味が強く、集団の流れに乗って行かないのかもしれませんね。
幼稚園では、発達障害を想定して相談を勧められたのかもしれませんが、年齢を考えると、まだまだ発達のでこぼこがあって当然だとは思います。しかし、毎日お子さんを見ていて、 “発達に遅れがあるのは事実です”とおっしゃる親御さんの不安を払拭する意味も含めて、一度児童相談所で見ていただいた方が安心かと思います。
お子様の良さを大事にしていかれるよう、心から願っています。
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