反抗期・思春期に関すること
Q24「のんびり屋にイライラ!子どもってこんなもの?」
5歳の子どものことなのですが、何をするにも時間がかかって困っています。
私の仕事が17時までなので、その後保育園に迎えに行き、帰ってご飯を作り、食べるのが18:30〜19:00頃。食べ初めから放っておくと1時間でも2時間でも食べています。で、結局片付けられるのが、早くて20時過ぎ。ここで片付けの前にお風呂入れて娘を寝せたい所なのですが、添い寝をしないと絶対寝ないのです。真っ暗で無音じゃないと絶対寝ないし、寝入るまでに1時間はかかります。だから、後片付けもせずに一緒に寝てしまったりすることが多々あって…。
結局、全ての家事を終わらせてから、お風呂に入れて寝るようになりました。そのため、娘の就寝が22時過ぎは当たり前になっています。遅い時間に寝るものだから、案の定、朝は起きることができません。いつも7時〜7時半に布団から引きずり出しています。何度も「起きなさい」と叫びますが、身体を起こして朝食の席に付くまで30分以上かかります。その後も朝食を食べ終わるまでに1時間(たかだかの量をですよ)。さらに洋服を着替えるのに15分〜20分。その間、私は叫びまくりです。本人は「わかってるって。」などと言ってイジけ、更にスピードダウン・・・。
言い過ぎなんだろうと思って、何も言わないで娘の行動を見守った時もあったのですが、 “いつもと変わらない” “いつも以上に時間がかかる”でどうしようもありませんでした。ちゃんと言うこと聞けたら誉めてあげたり、メリハリをつけているつもりなんですけど、子供ってこんなもんなのでしょうか?何か良いアイデアありませんか?
A24
5歳のお子さんがのんびり屋で困っているということですね。
生活全体のリズムからいえば、それほど無茶苦茶ではないと思いますが、お子さんに付き合っていると、お母様の時間が無くなってしまうのでしょうね。
まず、夕食の時間ですが、2時間は長すぎますね。きっと食べている時間より、しゃべっている時間の方が長いのでしょうね。保育園であったことや、お母さんと話したいことが山ほどあって、食事に集中できないのではないかと思います。食卓に着いていればお母さんといつまでもお話できるので、離れがたいのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、ご飯を食べたら一緒に遊んであげるから、さっさと食べようねと、お約束したらどうでしょうね。保育園では時間内に食べていると思いますので、お家でも、楽しい雰囲気ながらも、食べることに注意を向けさせるように、工夫してみてください。
次に、就寝時間ですが、7時に起床するとして、22時までには眠っていられるようにしたいですね。そうすると、1時間の余裕を見て、21時にはお布団に入らなければなりませんから、おっしゃるように夕食の後片付けの前にお風呂に入れて、就寝の準備に入ったほうが良いですね。お子さんが寝入ってから家事を片付けることにすれば、お母様の時間も少しは取れるのではないかと思いますし、ストレスも溜まらないのではないかと思いますが、如何なものでしょうか。
なお、起床してからすぐは食事が進まないのは当然です。先に着替えをさせるなど、体を動かすことを考えたほうが良いのかもしれませんね。
5歳という年齢は、2歳ほどではないけれども、二度目の小さな反抗期です。訳がわからず「いや!」と言っていたころよりも、自分の意思がはっきりしていて、その分、親への抵抗も強いです。お母様に早くしなさいと言われて、「わかっている、と言いながら、いじけて更にスピードダウン…」というのは、とてもよくその辺の状況を表しています。
そこで、もう話せばわかる年齢ですから、娘さんの考えを尊重しながら、お母様の要望を受け入れてもらうように、よく話を聞いてみてください。たとえば、「ご飯はいつまでもだらだらと食べないで、保育園のように30分くらいで終わる方が良いんだけど、○○ちゃんどうしたら良いと思う?」という具合に、本人の意見を聞きながらお約束を決めていくなど、親側の一方通行にならないように、お子さんを参加させながら進めてみては如何でしょうか。
親からの命令や言い過ぎは、確かに子供の自立心を奪ってしまいますので、お母様が手出し口出しをせずに、娘さんの行動を見守っていく方針を立てたのであれば、粘り強く、もう少し続けてみて欲しいと思っています。なお、ちゃんと言うことを聞けたら誉めてあげるのは当然ですが、取り組もうという姿勢が少しでも見えたら、“きっとできるよ”と励まし、待ってあげましょう。結果も大切ですが、やってみようという気になる方がもっと大事なのです。子供の気持ちを尊重するというのはなかなか忍耐がいることです。
働きながらの子育ては、時間に迫られ、心ならずも「早く、早く」を連発しがちですが、どうぞお子さんの良い面をよく見ながら、急がず、たゆみなく、楽しみながら続けられますように願っています。
本当に子供ってこんなものなのです。お母様が悩まれるほど困ったお子さんではないと思いますよ。自信を持って頑張ってくださいね。
Q25「第二次反抗期って?」
小学校高学年ですが、反抗してばかりで困っています。私が何を言っても口答えばかり。自分がまちがっていると認めないし…。今、子どもに一番言い続けている事は、約束を守るという事です。例えば帰宅する時間。〈お風呂に入る時間が遅くなり(9時)、結局寝るのも遅くなっているので(11時)。〉毎日何か一つ手伝いをする、その他いろいろ。
夫婦仲が悪いと子供に悪影響ですよね。それも影響するのではないかと心配です。子どもは私が泣いているのを見てきたから、お父さんを避けるようになりました。夫とも話し合い、これからは子供の前では喧嘩しないようにと決めました。夫は、言葉や態度で示さなくてもわかるだろうという考えなのです。おまけに子供より早く寝てしまうので、コミュニケーションが全然なくて。男親ってこんな感じなのでしょうか?
A25
第二反抗期の入り口ですね。難しい年齢に差し掛かり、父親の出番がますます大切になってきますね。
お母様のなさっている約束を守ること、手伝いをすること。これらは家族の一員として守らなければならない基本ですから、これからもこの線を崩さずにぜひ続けてください。
ただ、約束事は本人の意見も入れて合意の上で作らないと、この年齢になるとやらされているという意識が先に立ち、反発するかもしれません。友達などの関係もあるでしょうから、譲れないところはきちんと理解させながら、息子さんの言い分も聞いて、我が家のルールとして決めたほうが、抵抗が少ないと思います。
下の子がいれば、多少寂しいこともあるかもしれませんので、お忙しいでしょうが、なるべく上のお子さんの気持ちを汲んであげられるように、良い面をきちんと認めてあげるようにしましょう。
手伝ってくれたら、必ず“ありがとう”を言ってください。当然手伝うべきとなると、反発するかもしれません。赤ちゃんを可愛いと思ってお手伝いができるように、うまく導いてあげましょう。
父親との関係は、おっしゃるように、ご夫婦間の様子が大きく影響すると思います。お子さんの目の前での喧嘩は、最低やめたほうが良いですね。父親に叱られて何も言い返せず、泣いている母親を可哀想に思いながらも、その感情が逆に、お母さんに突っかかるような表現になってしまうのかもしれません。お母さんが大好きなのに、大好きだから、何でもっとしっかりしないの!といった自分でも説明できないイライラから、一見馬鹿にしたような反抗的な言動になる、というのもこの年齢の特徴です。
ご主人には、何とかもう少し協力してもらいたいですね。男の子は父親を手本に男らしさを身に付けていきます。よわい者を守るとかやさしくするとか、父親の役目などを、行動で教えていくのです。お仕事で疲れているのかもしれませんが、少しの時間でも、お子さんと遊んだり、話し合ってあげて欲しいですね。
もしかして、急に大人びて行くお子さんに、どうして良いか分からないのかもしれません。お母様が間に入って、うまく伝えてあげることも必要かもしれませんよ。たとえば、「この前お父さんと○○して、すごくうれしかったって言ってたよ。」とか、「反抗しているように見えるけど、男の子はやっぱり父親が良いんだよ。」など、プラスのメッセージを送っていくのはどうでしょう。
お子さんには、お父さんの良いところを伝え、「お父さんあなたのこと、とっても自慢なんだよ」とか、「お父さんすぐ怒るけど、本当はやさしいんだけどね」とか、お母さんが中心になって、うまく取りなしていくことも必要です。ちょっとでもプラス思考に考えたほうが、家庭は明るく回転していくと思います。
男性は社会に出て視野も広く、母親とは違った視点で子育てに関われるはずです。ご主人が家庭に心地よい居場所を見つけ、積極的に関われるように仲介してあげられれば良いですね。あきらめずに、根気よく、チャンスを見つけてください。
また、どんなに反発しているように見えても、子供は必ず親のところに帰ってきます。本気で叱ってくれる親を求めているのです。子供の考えを受け入れながらも、子供に勝ってしまわず、負けてしまわず、毅然とした、悠々としたご両親で居られることを願っています。
Q26「お小遣いを渡していないのにゲーム機を買ったみたい。子どもに直接聞けなくて…」
高校受験を控えている子供の部屋で、買った覚えのないゲーム機が見つかり、財布には、高額のお金がありました。小遣いは渡していないので、どこから出たお金か心配です。 今の時期、子供もぴりぴりしていますし、本人には問いただしていませんが、悪いことに関係しているのではと、不安な毎日です。
A26
中学三年生のお子さんの、金品所持について、ご心配だということですね。
お小遣いを上げていないのに、高額なお金やゲーム機があるということですが、もしも、お年玉を貯めていたとか、ご親戚などからお祝いにもらった自分のお金を引き出して使っているというようなこと等でないとすれば、お金の出所を確認しなければなりませんね。いくら受験期だからといっても、このような問題をうやむやにしていては、今後もっと大きな問題に発展しないとも限りません。
ただ、お子さんにこの話を切り出すときに、お子さんのお部屋に入り、ゲーム機やお財布を見つけた経緯をどのように話すか、慎重になさっていただきたいと思います。中3は、特に思春期の難しい時期ですし、勝手に自分の持ち物を点検されたということで、変に反発を来たさぬよう、気をつけてお話しましょう。
普段、お掃除のためなどで、お母様が自由にお部屋に出入りしているのであれば、目にしたゲーム機を不審に思うのは当然ですし、心配になって財布の中を見たよ、ということを、あまり抵抗なく受け入れられると思います。
要は、感情的にならずに、親の心配な気持ちがストレートにお子さんに伝わるように、冷静に、毅然として、疑い深くならないように、きちんとお話しましょう。
詰問口調になったり、頭ごなしに決め付けるようなやり方は、お子さんの気持ちを頑なにし、反発を買うことにもなりかねません。どうぞお子さんを信頼して、話しやすいように促しながら、ゆっくり話を聞いてあげてください。
受験生でぴりぴりしているのは分かりますが、ここは避けて通れない所です。ご主人ともご相談の上、お子さんの性格等も考えて、一番よい方法でお話されるよう希望します。
その結果、もしもお母様が心配されるような、悪いことに関係しているようなことがあれば親は命がけで子供を守らねばなりません。疑心暗鬼で、不安な日々を過ごされるよりもいまは覚悟を決めて、勇気と愛情を持って、お子さんに向き合っていかれるよう願っています。
Q27「体調が不安定。思春期にはよくあるの?」
最近、体調が悪く学校を休みがちです。部活など体力的にもついていけないところがあるし、二ヵ月前から生理も始まりました。夜は12時頃まで起きていて朝起きられないです。早く寝てと言っても聞き入れてくれません。自律神経失調症など病気なのではと思ってしまいます。今日も頭が痛いと言って、学校を休みました。家では熱はないのですが、学校で熱があると言って電話がくる事もあります。病院に行った方がいいのか迷います。思春期にはよくある事なのでしょうか。
A27
おっしゃるように、この年代は心身ともに変化が大きく、とても難しい時期です。初経を迎えたのも大きな変化ですし、誇らしい反面、受け入れたくない部分もあったりと、複雑な心境でしょう。体の変化と同時に、情緒も不安定で、ちょっとしたことに動揺したり、落ち込んだり、訳もなく不機嫌だったり、感動したりと、自分でもコントロールが難しいのがこの時期の特徴です。
お子さんの場合、持病(どんな病気か分かりませんが)があって、なかなか無理が利かないということであれば、ときどき休むのは仕方がないのかもしれませんね。
寝る時間が遅いと朝起きられないのは当然のことで、本人も分かっていながら、なかなか切り替えができないのかも知れませんし、夜中に、自分の好きなことをして気分転換を図っているのかも知れせん。あまりうるさく言わずに、“疲れすぎないように、早く寝なさいね”、などと声をかけるのは大切なことです。
あまりうるさく言うと反発しますし、かといって何も注意しないと、私のことはどうでも良いんだとひねくれたり、この辺はなかなか難しいですね。大事なのは、お母様が娘さんの健康をいつも気にかけ、心配しているのだというこということがきちんと相手に伝わることです。その上で、「体調を考えながら、時間の使い方などどうしたらよいか自分で決めなさい」と、余裕を持って娘さんを見ていてあげることだと思います。
思春期の子供たちは、上からうるさく言われるのを嫌いますが、それでいて突き放されるのも不安で、その距離感が難しいですね。日常の何気ない会話の中で、お母様の娘さんに対する愛情と信頼感を、それとなく伝えていければ良いですね。
学校のことや友達のこと、健康のことなど、何か困ったらいつでも相談に乗るから、というような関係を作っておけば、あとは家でおいしいものを食べさせ、ゆっくり休ませて、心身ともに元気を取り戻して外の社会へ出て行けるように、見守ってあげましょう。
学校でよく熱を出すというのは、緊張や疲れから来る場合も考えられますが、持病との関連もあるかもしれませんので、一度受診されるのも必要かと思います。異常等がなければ自信につながるかもしれませんし、その辺は本人の意志を確かめた上で決めたほうが良いですね。
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